2013年 06月 21日

ホホジロアシナガゾウムシ

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ニガキ Picrasma quassioides の葉柄にしがみ付いているホホジロアシナガゾウムシ Merus erro
2013年6月16日、厚沢部町本町


ニガキの幼木で、数本の葉柄が折れてしんなりと垂れ下がっているのを目にしました。

それがいかにも「昆虫にやられました」といった感じだったので、犯人捜しを開始。

直後に、近くの葉柄にしがみ付いている10㎜程の怪しげなゾウムシを発見しました。

「キミの仕業か?」と訊ねても、身じろぎ一つせずに黙秘しているので、取調室へ連行(訳:採集してお持ち帰り)。

取調室にある資料で調べたところ、ウルシ科のハゼやヌルデの若枝を切って産卵するという習性を持つ、ホホジロアシナガゾウムシであることが判りました。

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ホホジロアシナガゾウムシ Merus erro (上の写真の個体)
胸部側面の白い部分を「頬」に見立てたようです


ネットで調べても、ニガキに付いていたという情報は見つかりませんでしたが、代わりにニガキ科のニワウルシ(シンジュ)に付いていたという記事を見つけました。

とすると、同じ仲間のニガキを利用しても不思議ではないと思うので、やはり犯人はこのゾウムシのようでした。

その後注意していると、ヤマウルシでも見られることが分かりました。

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ヤマウルシ Toxicodendron trichocarpum の葉柄にしがみ付く本種
2013年6月21日、厚沢部町本町

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本種に噛み切られたと思われるヤマウルシ Toxicodendron trichocarpum
2013年6月21日、厚沢部町本町


見つける時はいつも、和名にも付けられた長い前脚でギュッと葉柄を抱きかかえているので、とても可愛らしく感じます。
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by arisuabu | 2013-06-21 22:40 | 鞘翅目 | Comments(0)
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