勇払の浜は良い所でしたが、他の浜も見てみたいので、途中で引き返すことにしました。
そして、スタート地点に近付いた時、これもいつかは拾いたいと思っていた「人魚の財布」に幸運にも出合うことが出来ました。
「人魚の財布」こと、ガンギエイ科の一種 Rajidae sp. の卵殻
2014年8月14日、苫小牧市勇払
サメやエイの一部のグループでは卵を産むのですが、孵化するまでに約1年かかるそうです。
そのため卵には、どこかへ流されてしまわないよう海藻などに絡みつくための突起物があります。
突起物があるため卵は独特の形となり、昔の人は人魚の財布だと考えたようです。
今回拾ったのは、形状からサメでは無くエイの卵のようでした。
エイといえば、北海道では「カスベ」と呼ばれ、煮付けにして食べます。
食べるのはガンギエイやメガネカスベなどガンギエイ科に属するエイのようで、これらは卵を産むとのこと。
「ガンギエイ 卵」でググると似た形のものがヒットしたので、これもガンギエイ科に属する種の卵ではないかと思われました。
全長約145mmと、意外に大きかったです
2014年8月14日、苫小牧市勇払
最後に素敵な漂着物に出合えたことに感謝しながら浜を後にし、友達おススメの次の浜へと向かいました。
それにしてもこのエイの卵殻、とても面白い形をしているのでこちらでもぜひ拾ってみたいですし、また違った形をしているサメの卵殻も、いつかは拾ってみたいです。