コアホウドリ Diomedea immutabilis 12015年8月29日、長万部町
長万部の浜には、大型の白い鳥と、中型の黒い鳥の死体がぽつぽつと打ち上げられていました。
この辺りは8月下旬にかなり荒れた天候が続いていたので、おそらくはそれが原因で命を落としてしまったのでしょう。
打ち上げられていた鳥はどちらも見たことがありませんでしたが、荒れた後にはオオミズナギドリやハシボソミズナギドリなどが時に大量に漂着することがあるので、白い方がミズナギドリ類、黒い方はウミガモの仲間か何かだろうと思いました。
しかし帰宅後に調べたところ、ミズナギドリ類だと思っていた方はコアホウドリ、そしてウミガモ類と思っていた方がハシボソミズナギドリであることが判りました。
この時歩いた5kmほどの道中で、数えたコアホウドリの死体は8羽ほど(ハシボソミズナギドリは数えていませんでしたが、もっと多かったです)。
しかし、長万部の浜はかなりの長さがあるので、全体で見たらさらに多くの個体が漂着していたかもしれません。
コアホウドリ Diomedea immutabilis 22015年8月29日、長万部町
コアホウドリは繁殖期以外はずっと沖合で生活しているため、フェリーにでも乗らない限りはまず目にする機会は無さそうです。
僕は一生見ることは無いだろうと思っていましたが、ビーチコーマーならではの出合い方があるということを忘れていました・・・。
落鳥してしまったのは残念ですが、細部をじっくりと観察することが出来るという点では、こういう出合い方もまた大切だと思っています。
ただ、この時の僕は、ろくに見もしないでささっと写真を撮っただけ。
コアホウドリだと判った時にはもう後の祭りで、先日行った時には
アカウミガメ 同様、1羽も見つけることが出来ませんでした・・・。
コアホウドリ Diomedea immutabilis 32015年8月29日、長万部町