2016年3月16日、江差町
トロ箱の近くに係留されていた船には、現役のガラス玉イサリが積まれていました。
これはタコを捕るための仕掛けで、これまでに幾つも浜に打ち上げられた物を見ています。
しかし、実際にはどう使うのかということを実は知らなかったので、良い機会だと調べてみました。
そして分かったのは、ガラス玉が着いているのでてっきり浮かばせるものだと思っていたイサリは、何と海底に沈めるとのこと。
海底に沈んだイサリは、浮きとなるタル(写真では、船名が書かれている物)に引っ張られて動き、それをタコが獲物と勘違いして抱きつくと、鋭い熊手のような「イサリ針」に引っ掛かって逃げられなくなってしまうそうです。
それにしても、ガラス玉を着けているのに沈むのかな? と疑問に思いましたが、写真をよく見たら陰に大きな鎖があることに気付いたので、その重みで沈めるのかもしれません。
現役のイサリを見るのは初めてだったので、持ち主の方がいたらもっとよく見せてもらうとともに、ぜひお話を聞いてみたかったです。