ハナイタヤ Pecten sinensis puncticulatus
殻長32mm、殻高30mm
2016年10月22日、上ノ国町
上ノ国の浜にはイタヤガイがよく打ち上がっていますが、稀にハナイタヤが交じることがあります。
この日は、初めて見るオレンジ色のハナイタヤと出合うことが出来ました。
上段:イタヤガイ Pecten albicans
下段:ハナイタヤ P. sinensis puncticulatus
全て2016年10月に上ノ国町で採集
ハナイタヤは、イタヤガイと比べると放射肋の数が多いことで見分けられます。
また、イタヤガイにも殻が綺麗な色をしている個体はいますが、ハナイタヤはより派手な色彩をしていると感じます。
なので、ハナイタヤは漢字で書くと「花板屋」となるようですが、個人的には「花」ではなく「華」の字を当てたくなります。
イタヤガイ Pecten albicans 左殻(同一個体)
殻長71mm、殻高65mm
2016年11月20日、上ノ国町で採集
ちなみに、イタヤガイ類は左右で殻の形が異なり、右殻はふっくらと膨らんでいますが、左殻はご覧のようにぺったんこ。
知らなければ、別種と思ってしまいそうです。
ハナイタヤの場合は内側に窪んで反ったような形になるらしく、そういったモノは今まで見ていないと思うので、今後注意したいです。