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2014年 03月 06日

タチツタウルシ?

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タチツタウルシ Rhus ambigua f. rishiriensis ? の乾果
2014年3月4日、厚沢部町赤沼町


林道沿いに、果実がまだたっぷりと残っているツタウルシがありました。

ツタウルシの果実は脂肪分を含んでいるため、冬場は野鳥や動物たちの貴重な食料のはず。

それがこんなに残っているなんて・・・と思いながら写真を撮っていたら、面白いことに気付きました。

ツタウルシはつる性なので、他のモノに巻き付いて大きく生長します。

ところがこの株は、周りの樹木に巻き付くことなく、まるで一本の木であるかのように自立していたのです。

これにはビックリ仰天。

こんな株は、今まで見たことがありません。

そういえばツタウルシには、つるにならずに立ち上がる「タチツタウルシ」なるものがあると、以前に聞いた記憶がありました。

そこで帰宅後ググったところ、1件だけ詳細な情報が掲載されているページがヒットしました。

それによるとタチツタウルシは、北海道の利尻島で発見、ツタウルシの品種として「リシリツタウルシ」の名で発表され、北海道(渡島・日高・後志・留萌・宗谷(利尻島・礼文島)・根室)と本州北部(青森県・山形県)で記録があるということでした(青森・山形県については、閲覧ページや検索でヒットした論文から個人的に書き入れました)。

また、「茎がつる性ではなく直立するもの」をタチツタウルシというようなので、この株もそれであると思っても良いのではないでしょうか。

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全形
2014年3月4日、厚沢部町赤沼町
(写真はクリックで拡大します)


タチツタウルシが現在、分類学的にどのように扱われているかは分かりません。

ですが、面白いものには違いありません。

林道沿いということで、何かの拍子に伐採されてしまう可能性はありますが、生育し続ける限りは様子を見に行こうと思っています。
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by arisuabu | 2014-03-06 21:01 | 植物 | Comments(2)
2013年 11月 08日

ヌルデミミフシ

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ヌルデ Rhus javanica var. chinensis に形成されたヌルデミミフシ
2013年11月3日、厚沢部町字上里


去年初めて見つけた、ヌルデミミフシ。

ウルシの仲間はとても綺麗に紅葉するので、今年は絡めて撮りたいと思っていたのですが、悪天候や林道の工事などでタイミングを逃し、葉は散り虫こぶはほとんどが落下していました・・・。

非常に残念でしたが、こればかりは仕方ありません。

また来年、狙うことにしましょう。
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by arisuabu | 2013-11-08 20:48 | 半翅目 | Comments(0)
2013年 09月 24日

ヌルデハサンゴフシ?

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ヌルデ Rhus javanica var. chinensis に形成されたヌルデハサンゴフシ?
2013年9月22日、厚沢部町字上里


去年見つけた時にはヌルデハベニサンゴフシかと思いましたが、こうして見ると全然紅くありません・・・。

そろそろ有翅虫が現れる時期だと思うので、今年こそはちゃんと確認しようと思います。

ちなみに、去年は大きくて立派なのが複数ありましたが、今年は気付いた限りでは小さなこれ一つだけでした。

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ヌルデミミフシ
2013年9月22日、厚沢部町字上里


こちらは去年同様、幾つも見られました。

知らないと、ヌルデの果実と思ってしまいそうです。

この周辺には何株かのヌルデがあり、ヌルデミミフシは他の株で見られましたが、ヌルデハサンゴフシと思われる虫こぶは見られませんでした。
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by arisuabu | 2013-09-24 21:15 | 半翅目 | Comments(0)
2013年 07月 09日

ヨツキボシカミキリ

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ヨツキボシカミキリ Epiglenea comes のペア
2013年7月7日、厚沢部町赤沼町


マダラアシゾウムシが集まっていたヌルデには、本種の姿もたくさん見られました。
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by arisuabu | 2013-07-09 20:51 | 鞘翅目 | Comments(0)
2013年 07月 09日

マダラアシゾウムシ

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ヌルデ Rhus javanica var. chinensis の幹に静止するマダラアシゾウムシ Ectatorhinus adamsii
2013年7月8日、厚沢部町赤沼町


2年前に出合って以来探し求めていたゾウムシに、ヌルデの枯死木でようやく再会することが出来ました。

その美しさに改めて感動しながら、シャッターを切り続けました(・・・が、良い写真が撮れなかったので、近いうちにリベンジしたいです)。

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同個体
2013年7月8日、厚沢部町赤沼町

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こうして見ると、意外と隠蔽効果がありそうです
2013年7月8日、厚沢部町赤沼町

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マダラアシゾウムシ Ectatorhinus adamsii

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by arisuabu | 2013-07-09 20:39 | 鞘翅目 | Comments(0)
2013年 06月 29日

オオイトカメムシ

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ヤマウルシ Toxicodendron trichocarpum の花序にいるオオイトカメムシ Metatropis rufescens
2013年6月21日、厚沢部町本町


脚や触角が細長くて、まるでクモのように見えるカメムシです。

特徴的な体形から、すぐに種名が分かると思ったのですが、意外に難航。

最近になってようやく、本種であることが分かりました。

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オオイトカメムシ Metatropis rufescens

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by arisuabu | 2013-06-29 22:41 | 半翅目 | Comments(2)
2013年 06月 21日

ホホジロアシナガゾウムシ

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ニガキ Picrasma quassioides の葉柄にしがみ付いているホホジロアシナガゾウムシ Merus erro
2013年6月16日、厚沢部町本町


ニガキの幼木で、数本の葉柄が折れてしんなりと垂れ下がっているのを目にしました。

それがいかにも「昆虫にやられました」といった感じだったので、犯人捜しを開始。

直後に、近くの葉柄にしがみ付いている10㎜程の怪しげなゾウムシを発見しました。

「キミの仕業か?」と訊ねても、身じろぎ一つせずに黙秘しているので、取調室へ連行(訳:採集してお持ち帰り)。

取調室にある資料で調べたところ、ウルシ科のハゼやヌルデの若枝を切って産卵するという習性を持つ、ホホジロアシナガゾウムシであることが判りました。

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ホホジロアシナガゾウムシ Merus erro (上の写真の個体)
胸部側面の白い部分を「頬」に見立てたようです


ネットで調べても、ニガキに付いていたという情報は見つかりませんでしたが、代わりにニガキ科のニワウルシ(シンジュ)に付いていたという記事を見つけました。

とすると、同じ仲間のニガキを利用しても不思議ではないと思うので、やはり犯人はこのゾウムシのようでした。

その後注意していると、ヤマウルシでも見られることが分かりました。

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ヤマウルシ Toxicodendron trichocarpum の葉柄にしがみ付く本種
2013年6月21日、厚沢部町本町

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本種に噛み切られたと思われるヤマウルシ Toxicodendron trichocarpum
2013年6月21日、厚沢部町本町


見つける時はいつも、和名にも付けられた長い前脚でギュッと葉柄を抱きかかえているので、とても可愛らしく感じます。
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by arisuabu | 2013-06-21 22:40 | 鞘翅目 | Comments(0)
2013年 06月 06日

ヤマウルシにいたキジラミ

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ヤマウルシ Toxicodendron trichocarpum 葉上に静止するキジラミ科の一種 Psyllidae sp. ♀
2013年6月5日、厚沢部町本町


ヤマウルシ葉上で、2種目となるキジラミ類を見つけました。

キジラミ類に興味を持つきっかけとなった「山陰地方のキジラミ図鑑」を見てみると、ヤマウルシをホストとする種はセグロヒメキジラミ1種だけでしたが、それではありません。

体色や額錐の形状からすると、 Psylla 属の種のように見えるのですが、どうでしょうか・・・。

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背面

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側面

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頭部前面

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by arisuabu | 2013-06-06 20:06 | 半翅目 | Comments(0)