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2015年 09月 08日

エニワセミタケ

せたな町在住のKさんが教えてくださったセミ幼虫生虫草は、北海道と東北地方に分布し、エゾゼミ類の幼虫をホストとする「エニワセミタケ」でした。

本虫草は不稔で終わる個体が多く、子嚢果がつく個体は少ないということですが、見つけたものも例に漏れず不稔個体でした。

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エニワセミタケ Cordyceps sp. (不稔個体)
2015年8月16日、せたな町

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エニワセミタケ Cordyceps sp. (不稔個体)
2015年8月16日、せたな町で採集

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エニワセミタケ Cordyceps sp. (結実個体?)
2015年8月5日、せたな町で採集

こちらは、前回訪れた時に掘り出したもの。

追培養するつもりではなかったのですが、しばらくタッパーに入れて冷蔵庫で保管していたところ、頭部につぶつぶが出来ました。

子嚢果を形成し始めていたのでしょうか?

ちなみに本虫草は、発見されてからもう随分と経っていると思われますが、未だに記載されていないようです。

その理由は分かりませんが、虫草としてはよく知られているものだと思うので、いつか新種として発表されてほしいと思います。




by arisuabu | 2015-09-08 05:22 | 菌類 | Comments(2)
Commented by 尚 nao. at 2015-09-13 19:24 x
おお、これはかっこいいですね!
エゾゼミ生で東北地方以北のものですか。
虫草も北方系のもの、南方系のものがあるようですね。
新種記載されていないと言うことですが虫草の研究者が少ないんでしょうかね。
新種記載には海外の論文なども全部調べる必要がありますし
なかなか簡単なことではないようですね。
Commented by arisuabu at 2015-09-13 22:03
尚 nao. 様
日本はそれぞれの地域に特色があって面白いですよね。それは、虫草の顔ぶれにも言えますね。
分類をする研究者は少ないかもしれません。
そのためこのエニワセミタケのように、かなり前に発見され図鑑などに掲載されていても未記載のものはかなりあります。
「名前を付ける」というのは重要なことだと思うので、研究されている方がいたら応援したいです。
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