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2017年 05月 23日

ゴマフボクトウ?

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ナナカマド Sorbus commixta の根元に溜まった、ゴマフボクトウ Zeuzera multistrigata ? の糞
2017年4月12日、厚沢部町

この記事から2年とちょっと経ちましたが、ようやく北海道でボクトウガ類の糞を目にすることが出来ました。

糞があったのはナナカマドの根元で、写真には写っていませんが反対側にももう一つ、穿入孔と糞がありました。

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穿入孔と糞
2017年4月12日、厚沢部町

2015年に刊行され、最近になってようやく購入した「北海道の蝶と蛾」(堀繁久・桜井正俊著、北海道新聞社刊)によると、北海道で記録されているボクトウガ類は、オオボクトウ、ボクトウガ、ゴマフボクトウ、ハイイロボクトウの4種。

このうち、イネ科のヨシを寄主とするハイイロボクトウを除く3種のどれかが穿入している幼虫の正体だと思われますが、手元には寄主に関する資料がほとんど無く、ネットで探してもあまり見つけられないため、確定出来ずにいます。

ただ、オオボクトウとボクトウガは、樹幹から樹液を滲出させてそれを目当てに集まってくる昆虫を捕食するという生態が知られていますし、樹液と混ざった糞を排出するということなので、今回のには当てはまらないような気がします。

残るゴマフボクトウは、様々な樹木を寄主とし、穿入孔から排出された糞が地上に積もるということなので、状況的には合うように思われました。

そのため、暫定的にゴマフボクトウとして記録しておきます。

羽化する個体に出合うのは無理だと思いますが、一応今後も注意して見ていきたいと思います。


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by arisuabu | 2017-05-23 23:53 | 鱗翅目 | Comments(0)